[佑季side]
ちょ…なんだこの状況…
初恋の女の子が後ろにいるって…
桃花なにしてくれてるんだー!!嬉泣

華月、また綺麗になったな…
大切な人を失ったのに
俺はこんな楽しんでいていいのか?

でも、なんか喋らないとな…

「華月。
 ひさしぶり。」

「うん。」

会話がない。。。
どーしよー…

「佑季は…あれから何してたの?」

あ、話してくれた!!!

「あれからは…うーん。。
 はじめは実家の手伝いとかしてたかな…」
「はじめは?」
「うん、慣れてきたらやめちまったww」
「なんで?」

あれ、華月、暗くなった?

「友達がたくさんできたからなー
 財閥の御曹司って結構…」
「友達できないとか?」
「お、おい!!
 先に言うなよ!!w」
「だって、顔にでてるもん。」
「まぁ、それはだけど…
 俺にだって友達いたんだぞ!?
 勘違いするなよ!?」
俺は子供みたいにむきになった。
「ふふふっ、わかってるわよーw」
あ、笑ってくれた…

「俺さ、お前に会わなくなった日からさ
 体調崩して、学校に行けなくなったんだ…。」
「う、ん。。」
「でもさ、そんな俺のところに
 毎日、お見舞い来てくれては
 早く来いよ!待ってるぞ!
 って言ってくれる人がいたんだ。」
「…………。」
「起きたらそいつがいて。
 また、起きたらそいつがいて。
 おまえ、学校いつ行ってるんだよ!
 みたいなw」
「佑季、あの時は…。」
「大丈夫だ、気にしてない…もだめかw
 教えてくれたんだ。
 どんなに言われても、離れても、
 気持ちは変わらないってね。」
「佑季ぃ…。」
「あの時だめだったのには
 意味があると思うから。」
「ごめんね、…ありがとう…。」

華月、俺は物心ついたときからずっと―――