[栞里side —事故時—]

「同じ学校になー…――――」

(私たちは買い物に行った帰りで
信号が変わるのを待っていた。
幼馴染の翔ちゃんは桃花ちゃんっていう
女の子のことをよく話すようになった。

きっと、翔ちゃんは
その子のことが好きなんだと思う。

でも、翔ちゃん鈍感だからなぁ(笑)

だぶん―――

「翔ちゃんは桃花ちゃんのこと好きなの?」

「え?……ええええええ!?
 ちげーよ!!///」

ほら予感的中w
翔ちゃんってば
わかりやすいんだからww

「うそつきw」

「ほんとだって!!」

「まぁ、どっちでもいいけど
 ちゃんというんだよ??」

「なにを?」

「翔ちゃん(笑)」

「え?なんなんだ?」

「ううんww
 あ、桃花ちゃんって子みたいなぁ♪」

「ん?あ、桃花なら・・・」

翔ちゃんはさっと携帯をだして
私に画面を向けてきた。

「こいつだよ。」