[桃花side]

そうなんだ…。
そんなことが…私、知らなかった。

「華月、わかってあげられてなくて
 ごめん。」
「ううん。こちらこそごめん。」
「なんかあったら言ってよ?
 相談のりたいから…」
「うん、ありがと♪」

華月は優しく微笑んでくれた。
私もなにかあったら力になりたい。

お嬢様でも…
みんな心は一緒なんだからっ

でも華月、佑季くんに連絡先
教えてあげたみたいっ♪
過去の思い出、消したくても消せない…
けれど、新しい思い出をつくることは
できる。
そこで頑張るのが真の愛だと私は思う…。