「か、かわいーっ!」
これ私ー?やばっ!制服似合ってる⁉どーしよっ。こんな似合ってていーのかなぁー?

なんて…

私は春瀬夏海!そして今日から高校生!いっぱい恋して沢山遊んで~、とにかく高校生活を満喫するんだー♪
「夏海ー!」
すると下から声が聞こえた。窓にかけよりしたをみると、自転車をまたがっている私と同じ朝日高校の制服姿の男の子が。
「あ、しょーたっ!」
この子は香川翔太。私の幼馴染で、私にとってお兄ちゃん的な存在!私は馬鹿で成績も悪かったから、翔太と同じ高校に入れるか不安だったけど…入れて良かった。
「夏海おせぇーぞ!何してんだぁ?遅刻!」
「迎えにきてくれたんだー?」
私は笑顔言う。
「そんなんどーでもいーだろ。早く来い!」
「はいはーい♪」
はぁ…♡楽しみすぎる…。

「お待たせ」
そして私は自転車にまたがった。そしてどこまでもこいで行く。遠くに見えるのは…何?お城?
「ついた。降りろ」
ここが…朝日高校…。私はツバを飲んだ。大きく息を吸って言った。
「で、でっかー!」
朝日高校はもの凄く大きかった。
さすがレベルの高い高校は違うな~。
まるで、お城みたい…。
「馬鹿。お前の声の方がデカイ。」
「さーせんっ…。それにしてもでかいね…お城みたいだよ…」
こんなとこが家だったら…。夢見るお嬢様って感じぃー?きゃは♡
「…あれ?翔太?」
私は周りをキョロキョロ見渡す…。翔太の姿が見当たらない。

遠くの方に騒がしい声が聞こえる…女の集団?いや、真ん中に誰かいる。もしや翔太⁉
翔太の周りには沢山の女子が。
「…翔太囲まれてるし…女はこわいねぇ。」
すると翔太は私に気づいて手で招いている。助けてと言ってるみたいに。
私はそこへ行った。
「名前はぁ?」
「彼女いるの?」
「あんたちょーいけてる!タイプ!」
「今日暇かなぁ?」
翔太大変そう。
よし!助けてやるか
「あのぉー?皆さん?そこどいてくれますか?通りたいんで。…あ、翔太⁉こんなところにいたんだー?探したよ。早く行こ!教室!」
「あっ、お、おう」
私は翔太の手を強引に引く。全く、世話のかかる奴だ。やっぱ、私がついてなきゃダメなんだから…。
だから、ずっとそばにいてね。