…いや、待て。 好きなタイプを聞かれているだけだ、別に焦ることはない。 手の汗が酷いことになってきたが、平然を装うことにした。 「あー…そうだな、どっちかというと可愛い感じがいいな」 「じゃあ髪の毛は?」 「長い方が好きかな」 「そうなんだー…やっぱり男の子も優しい人が好きなの?」 「ああ」 「そっかそっか、じゃあひーちゃんは好きな人いる?」 聞いた瞬間、血の気が派手に引いた。