「あ、ひーちゃん!」 俺が涙をこらえていると、廊下の前方からのんきな声が聞こえてきた。 こっちは心配事が色々あるっていうのに、ヘラヘラと笑っていやがる。 「ひーちゃんどうしたの?」 「…あー、迎えに行こうと」 ぼそぼそと呟くと、百花は嬉しそうに頬をゆるませた。