「…よお、夏樹」



百花の帰りが遅いので、俺は職員室に向かうことにした。


あいつから目を離すと無駄に心配事が増えて心臓に悪い。



「おい無視すんなって」



ただ百花を迎えに行くだけだったのに…どうして面倒くさそうな奴に絡まれるんだろう。