「僕は二年の折笠宗助。その…君と同じクラスの佐倉さんと、ええと、同じ委員会なんだよ」 身振り手振りで、わたわたと動きながら説明をする。 鼻にかかっている眼鏡が動くたびにずれ落ちていた。 「佐倉さんから君のことを聞いていたから…偶然会えてびっくりしたんだ」