「ひーちゃん」 「…ん、おう」 とくに理由もなく来たわたしに目をやると、ひーちゃんは面倒くさそうに頭を掻いた。 「プリント、出しに行かないといけないんだ」 「昨日忘れたやつ?」 「ああ…」 「宇佐木先生だよね」 「あいつネチネチ絡んでくるからな…面倒くせぇ」 そう言ってため息をつき、机に顔を埋めてしまった。