「ま、いいけどさ。ねえねえ、それより相談があるんだ」 「…え?うん、なに?」 「ちょっとこっち来て」 ひーちゃんは興味なさげに自分の席へと行ってしまったので、わたしは佐倉さんに耳を貸すことにした。 ひそひそ話をするように、姿勢をかがませる。 佐倉さんの髪が鼻に触れて少しくすぐったい。 「…あのね、中条さんって委員会とか入ってないよね?」 「うん。入ってないよ」 「なら、風紀委員とかどう?」 「風紀委員?」 突然出された提案に、わたしは目をパチパチとさせた。