「それはそうだけどさ…」
「で、どんな子ですか?」
「ま、まだ話すのかい?」
「もちろんです」
「…はあ、分かったよ」
お手上げ、といった感じで両手を上げる。
そして記憶をたどるように、口を開いた。
「どんな子ってそうだな…背が小さくて、髪が長かったかな」
「それじゃ分からないですよ」
「うーん…そういえば、なんかボディーガードみたいなのがいたよ」
「なんですか、それ?」
「さあ…彼女の横にピッタリと付いていたけど、もしかしたら彼氏なのかもしれないな」
そう言って先輩は困ったように眉を下げ、小さく笑った。
