「これが嬢ちゃんの番号だよ。明後日の午前と午後が踊り子大会だ。それまでゆっくりと街を見物するといいよ」
札に書かれた番号は707
いい番号だと一人微笑みつつ、おじさんにお礼を言い、しるふは一度宿へと向かう
「さーてと、優勝目指して頑張るぞっと!」
大きく伸びをしたしるふの頭上には、淡い水色の空が、見渡せないほど広がっていた
一方、こちらは街の中にある大きな博物館
宮殿を思わせる外壁が古めかしさを醸し出し、入る前から違う時代に来たように錯覚する
お祭り期間中ということもあって正面の扉は左右どちらも大きく開け放たれ、中にある壁画や絵画、歴史的重要文化財を見に来る人が上を見上げながらとおっていく
その中に、一人、すたすたと周りの絵画には目もくれず、すたすたとへ区物間の奥の方へと進む、少年がいる
人間の国では珍しい青髪に、どこまでも透き通った青い瞳
180センチ以上あるだろうと思われる長身に、ベージュとグレーの混ざったようなマントを左肩あたりで止めている
首のところにいくらか布が余っているから、きっとフードもついているのだろう
札に書かれた番号は707
いい番号だと一人微笑みつつ、おじさんにお礼を言い、しるふは一度宿へと向かう
「さーてと、優勝目指して頑張るぞっと!」
大きく伸びをしたしるふの頭上には、淡い水色の空が、見渡せないほど広がっていた
一方、こちらは街の中にある大きな博物館
宮殿を思わせる外壁が古めかしさを醸し出し、入る前から違う時代に来たように錯覚する
お祭り期間中ということもあって正面の扉は左右どちらも大きく開け放たれ、中にある壁画や絵画、歴史的重要文化財を見に来る人が上を見上げながらとおっていく
その中に、一人、すたすたと周りの絵画には目もくれず、すたすたとへ区物間の奥の方へと進む、少年がいる
人間の国では珍しい青髪に、どこまでも透き通った青い瞳
180センチ以上あるだろうと思われる長身に、ベージュとグレーの混ざったようなマントを左肩あたりで止めている
首のところにいくらか布が余っているから、きっとフードもついているのだろう

