「お母さん、おまたせ♪」




「あっ、おかえり、えらい早いわねぇ」




「皆、アドレス交換とかで大変
なんだよ。きっと・・・。」




「そおなの。望はいいの?」




・・・。




「うん♪いいの。まだまだ
時間はあるしこれからこれから!」




お母さんに友達なんていらない




なんて言えない。




「それじゃあ。家に帰るわよ♪」




「うん♪」




私が家に帰るとそこには




入学おめでとうのでっかい文字




「びっくりした?お姉ちゃん?」




この子は私の妹の長嶋 有菜(ナガシマ ユウナ)




私とは全く正反対の妹。





友達は多く学校でも人気もあって





家でも明るくて可愛くて





恋愛経験だって豊冨。ちなみに





中学3年生で来年は私と同じ





昇愛高校に通うらしい・・・。





そして、何よりもシスコン。





可愛いからいーんだけどね。






「うん!うれしい♡ありがと有菜!」





「良かった♡一人で準備するの
結構大変だったんだかんねぇ!」






「そっか!本当にありがとお♡」






有菜可愛いな・・・。





「ボソ…いいな」






「ん?なんか言った?お姉ちゃん」






「ううん。なんでもない」