「愛奈っ…果夏が辰季の分まで支える、からっ…っ…愛奈は死な、ないでよ!!辰季の分も生きなきゃ、辰季の分も果夏達が…頑張らなきゃっ…ヒクッ…」 果夏と愛奈は抱き合って泣いていた。そうだ。俺達が生きなきゃ。辰季の分まで生きなきゃ意味無いんだよ。 気づいたら俺の横には騎羅がいて泣くのを我慢していた。 騎羅…今日ぐらい泣いていいんだぜ? 俺は騎羅の背中をさすると騎羅は静かに泣き出した。 今日ぐらい…泣かせてくれな…辰季…