「愛奈ありがとー…」



「ほら!早く食べよ?」



なんて優しいんだ。
騎羅は、黙々と自分の弁当を食べていた。



「あ、そう言えば愛奈!」



「んー?どうしたの?」



「姉ちゃんが愛奈に服買ってきたんだけどよ…家まで取りに来てほしいみてぇ」



「あ、わかった!毎回毎回なんか申し訳ない…」



姉ちゃんは、愛奈を気に入ってるみたいで何故か毎回服を買ってくる。
俺に買えよな!!
兄ちゃんも愛奈にお土産買ってくるし。
もちろん、俺にはなし。