「誰があんな怒られるかよ(笑)ちゃんと行くっつーの!!」


それでもまだ俺らはガキのまんまだ。
だからこそ成長してかないといけないんだよな。



「莱はそう言って小さい頃から真面目に学校に行ったことないじゃん(笑)」


「え?そうなの?あ、莱の小さい頃の話聞かせてよ!!」


「もちろん!」


そう言って女三人組は先に学校に向かって行った。
なんで女ってあんなに朝から元気なんだ??
よくわかんねー(笑)


「なぁー、莱??」



「ん?なんだ騎羅??」


「あれでよっかったのか??莱も愛奈も辛い思いしたのに麻耶とまた仲良くするなんて」



「んー、そりゃさ最初の時はなんでこんな奴と仲良くしないといけないんだろ。って思ったさ。だけど・・・」



「だけど??」



「今、みんなの顔みたらさ笑ってんだろ??愛奈も麻耶も果夏も騎羅もみんな笑顔だ。だから、これでよっかったんだ。」



そうだ、これでもうみんな悲しまないでいいんだよ。
ここまでたどり着くまで色々遠回りしたけどな(笑)