「やだ!!麻耶、絶対やだ!」
いい加減我が儘やめろよ。本当に腹立つ。
「なら、ずっと自分は悪くないって言ってんのか?違うだろ、我が儘ばっか言うな!!」
「やだよ…麻耶…莱がいたらいいもん!莱の事!!小さい頃から大好きで!でも、莱は違う女ばかりだった…ヒクッ…そんなの辛いよ…」
ついには、泣き崩れてしまった麻耶。
俺の事が好き?小さい頃から?そんなの言われなきゃわかんねぇよ。それに、俺は、麻耶の事好きだけど幼なじみとしてだ。だから、麻耶は、家族みたいに大切なんだよ。
「麻耶。ごめんな。その気持ちには答えられない。でも、麻耶は家族みたいに大切。だから、これからも沢山頼ってこい。俺らは大切な幼なじみだろ?」
「うぅ…っ…わぁぁ…ヒクッ…ごめんなさい…本当にごめんなさい…」
わかってくれたならよかった。でも、麻耶ごめんな、俺がもっとしっかりしてればよかったな。