「それにね?莱は、毎回毎回貴方達の事屋上から見てたわよ?貴方達が昴と大地とバカ騒ぎしてるのを見て安心してた」



なんで、美琴先輩が…



「たまたまね?屋上で莱と会ったの。そしたら、泣いていたわ。倒れる前も必死に変わろうとしてたけど結局、倒れちゃって…馬鹿よね。莱は、あたしの弟みたいで可愛がってるのに…だから、早く元気になるのよ?」



それだけ言って美琴先輩は帰って行った。
莱の事見ててくれたんだ…ありがとうございます。



「ん…こ、こは?」



「莱??!!」



ベットの方を向くとゆっくりと目を開けた莱がいた。
よかった…目を覚まして…