「俺はな?弱っている椎に気づいてやれなかったんだ…屋上から飛び降りてからようやく気づいた。椎が大切だって、椎無しじゃ生きてくのも辛い。だったら、これからは、何があっても信じてやる。それと、もっともっと大好きになってやるってな!」
「はは!だから、椎ちゃんあんなに幸せそうな顔してるんですね…俺に出来るかな…莱を救うことが出来ますかね…」
「出来るって!それに、莱だって本当は騎羅くんや果夏ちゃん愛奈ちゃんが大好きだからみんなを守るために自分を犠牲にしたんだろ?だったら次は騎羅くん達が守ってやれ!!」
そうか、莱は俺達を守るために自分を犠牲にしたのに…俺が信じてあげないといけないのに心のどこかで疑っていた…ごめんな。

