「なんで…っ…俺ばっかこんな思いしねぇといけないんだ…」 「莱も椎と一緒で1人で抱えすぎなんだよ。莱は1人じゃねぇだろ?」 「1人だよ…ひとりぼっちなんだよ!!俺は…俺が麻耶を苦しめたから駄目だったんだよ…」 俺の言葉に“麻耶”と単語が入ると怜央くんはすぐに反応をした。まるで、麻耶を守る彼氏みたいな親みたいな顔を。 そうか…俺は所詮ひとりぼっちなんだな。麻耶…よかったじゃねぇか!麻耶には怜央くんや寧々ちゃんがいるから俺が居なくても大丈夫だろ。