「なら、行ってくるわ」



「莱!!1人で頑張りすぎちゃ駄目よ?あたしでもお兄ちゃんでもいいから…頼りなよ?」



やっぱり、姉ちゃんにもバレてるのか。
そりゃそうか。ずっと一緒いるんだから。



「ありがとな…姉ちゃん。それと、こんな弟でごめんな」



それだけ言って家を出た。
きっと、姉ちゃんは今頃泣いてるだろうな。



「麻耶」



「莱!今家に行こうとしてたの!」



「いや、明日からは家に入ってこい。きっと起きてねぇから」



「はーい!」



それから俺は麻耶と学校に向かった。