「莱、やっぱり…」 「これ、愛奈と果夏には内緒な?俺、お前ら守るために離れただけだから。これだけは覚えてて」 「あぁ…莱が話すまで俺は聞かないことにするよ。あいつらは任せろ」 「おう、悪いな」 本当に馬鹿な俺。 でも、みんなを守るためなら自分を犠牲にする。それくらいの覚悟は前から出来てる。 「じゃ、俺帰るわ。愛奈と果夏頼むな」 それだけ言って騎羅とわかれた。 1つだけ言いたい事がある。 みんな…笑ってくれ 「莱の馬鹿野郎…」 騎羅は1人泣きながら莱の後ろ姿を見つめていた。