空の上に…




「あ、騎羅…1つだけある。愛奈が認める方法が…でも、余計傷つけるかもしれねぇ」



俺の言葉でわかった騎羅は顔を歪めた。
やっぱり、駄目か…



「莱…お前やっぱりなんか隠してるだろ!!」



「隠してねぇよ…ただ、麻耶も大切なんだ。俺と麻耶は幼馴染みだからよ…小さい頃から、ずっと一緒だったから」



ごめんな…騎羅。
心配かけてごめん、ただ、お前達を守るためなんだよ。
だから、許してくれ。こんな馬鹿な俺を。