空の上に…




「麻耶、本当にごめんな。辰季と話してやれよ?辰季はきっと麻耶の事も心配してるからよ」



俺は麻耶の頭を撫でてその場を後にした。
そうだ…麻耶がこうなったのも俺のせい。俺が離れなければよかったんだ。



一方麻耶は…



「辰季…また莱に酷いことしちゃうよ…また、莱を傷つけちゃうよぉ…ヒクッ…」



辰季のお墓に向かって話しかけていた。だが、麻耶の言葉に返事をする人はいなかった。



俺が…次はみんなを守るから。