空の上に…




「麻耶…ごめんな、お前の気持ちに気づいてやれなくて。麻耶は俺が離れて寂しかったんだろ?小さい頃からずっと一緒だったし、怜央くんも寧々ちゃんもあの時帰ってきてなかったから」



「そうだよ…莱には気づいてほしかった…麻耶が寂しいって…なのに、気づいてくれなかったじゃん」



あー、俺って駄目な奴だな。
わかってた。小さい頃…両親の事故を目の前で見てそれから麻耶が泣きまくってたのも。



「騎羅、果夏、愛奈…ごめん。先にファミレス行ってて。麻耶と話あるから」