「果夏も聞こえた!」



「俺も!俺も!」



「俺も聞こえた。やっぱり、辰季は見守ってくれてるんだな!」



ちゃんとみんなに聞こえてたぞ!
辰季、ありがとうな。



「愛奈は幸せだね」



「な…んであんたが…」



俺達の前には花を持った麻耶がいた。
何しに来たんだ…



「辰季も馬鹿よね、こんな可愛い子置いていっちゃうなんてさ…」



なんだ…なんでいきなり大人しくなってるんだ…



「麻耶、お前何考えてる」



「なんも、ただ麻耶がみんなを傷つけたから今日から変わろうかなって」