すると彼女たちが見計らったタイミングでドアが開き、そこに登校して来た女子が立ち止まっていた。 その女子は教室に入ろうと「…入らせてくれないかな?」と彼女たちに声を掛けたが、彼女たちは何も聞こえてないように笑いながら話を続けていた。 女子はまた「ねぇ入らせて」と声を掛けた。すると取り巻きの1人が「ねぇなんか幻聴が聴こえるんだけど〜!」と、笑を含んだ声で言った。