まあ、確かに高原先生が来てから、生物室に通う頻度が増した気がする。

よく考えると、水曜日の職員会議がある日以外は毎日行っているかも…。

「あかりさ、まだ自分の気持ちに気づいてないかもよ?」

友妃はニヤニヤしながら私の顔を覗き込む。
友妃は恋愛の話とか大好きだから。

「あかりが高原先生のこと好きなら、私、全力で応援するよ!」

「ありがとう。けど、先生は先生だから。」

「え~!面白くなーい!」

友妃は私のとなりでブーブー言ってる。