「ごめん…!言いたくないなら、言わなくていいから!」 「ううん、言わなきゃ。だって今日はこれを言いに来たんだよ…」 真音は、ゆっくり顔を上げた。 そして僕を真っ直ぐに見つめる。 その瞳は、悲しみの色に染まっていた。 「私、もうやめたから。もう、弾けないから」