「そこはスフォルツァンドでしょ!」 「いやいやクレッシェンドで主題を…」 「そんなの大道すぎるって!もっと華やかにいこうよ」 「まぁそれもアリかも…」 真音との練習が始まって、三日が過ぎようとしている。 気が付けば自然と真音は僕のそばにいるようになっていた。 そして今僕たちは、昼休みを音楽室で過ごしていた。