一本奥の道は、大通りと比べて人通りが少ない。 ピアノを習っていたころはたまに来ていたが、今ではそんなに来ていなかった。 でもここは、そんなに変わってなかった。 真音は歩くのをやめ、ある店の前で止まった。 「ここ、今日はここに用があるんだ」 それは、喫茶店だった。 ちょっと古風な雰囲気で、なんていうか………アンティークってこういうことを言うんじゃないかな?