「ね?けっこう宝庫じゃない?」 「うん確かに。楽譜を買うまでじゃない曲ならここで見れるからいいね」 真音は僕をみてにっこり笑った。 「じゃ、帰ろっか」 本を本棚に戻し、すたすたと歩いていく真音。 そんな真音を見ながらふと思う。 こうやって、また一緒に学校に通うなんて思ってもいなかった。 なんとなく、と言ったら失礼になるけどこの高校を選んで受験して、入学して。 運命ってあるのかな、なんて僕は思った。 乙女チックで恥ずかしくなり僕はすぐさま頭の中からその単語は消したのだけれど。