いつのまにか真音は笑ってた。 「うん、そうかもね。僕も何か頑張ってみるよ」 それは僕のためでもあるけれど、真音のためてもあるかもしれない。 真音の笑顔が見れるなら、僕も頑張れる気がするんだ。 だから、少しずつ。 少しずつ、僕なりに新たな世界を広げてみるよ。 「やばっ翼!あと二分で5限か始まる!」 そういって真音は駆け出し、慌てて僕も後を追った。 だれもいない廊下を僕らは走る。 こんな青春もありかな、なんて思いながら。