言って恥ずかしかったのか、真音は顔を赤くして下を向いた。 なら言うなよと思ったが、真音にとったら大きな青春のひとつなのだろう。 「恋、か……。僕にできるのかな……」 地味で、とくにこれといった特技もない平凡の中でも平凡の僕。 今までもこれからも、恋なんて無縁だと思ってた。 だから、今みたいに改めて考えることなんてないと思ってた。