ー…
そうして、パソコンと向き合うこと一晩。気付けは空から朝陽が差し込み始めた頃
「…お…おわったーあああ!!!!」
「…ようやく…」
閉じたパソコンに両手を広げ喜ぶ私に、田口くんはぐったりと机に伏せる。
「今何時っすか…」
「えーと、5時すぎだね。あ、朝ごはん買ってくるよ!何がいい?」
「…元気っすね」
「うん!もう眠いとか超えてハイになってる!!」
「そーすか…あ、一緒に行くっす」
眠気や疲れが限界を超えたらしく元気すぎる私と、眠そうな目をした田口くんは二人でオフィスを出て近くのコンビニへ向かい歩き出す。



