そうしてやってきたのは、南国の雰囲気溢れるハワイアンレストラン。店内はカップルや女の子たちなど、ちらほらと座席が埋まっている。 「…オシャレな店っすね」 「だよね。ここ滝さんが好きでさ、たまにみんなで来るんだよね」 「へー…」 話をしながら、田口くんはメニューをペラペラとめくる。 「決まったっす」 「え!?早っ!」 「最高峰プライムビーフで」 「って一番高いやつ!容赦ないな!!」 「よく言われるっす」