「……」
そう昼間の街を歩いていると、不意に目に入ったのは見慣れた後ろ姿。
(…あれ、)
それは田口の後ろ姿で、何やら誰かと店を見ている。
あいつ確か今日は授業出るからって休みだったはず…何してるんだ?
後ろから見る俺の視線にも気付かずに、田口は目の前のジュエリーショップへと入って行く。
(アクセサリー…ってことは女とだな?最近あいつ彼女出来たっぽいもんな…)
どんな彼女なんだか、と興味本位でガラス越しに中を覗いてみる。
「…ー…」
「…、」
するときらびやかな店内で田口の隣で笑うのは、見慣れた顔。律の姿、で。
「…!?」
驚き、
その感情が一番に刺さる。



