「彼女さんは大丈夫なの?」
「んー…多分。友達の所か実家に居ると思う」
「ならいいけど…」
これまで喧嘩したことなんて、何十回とある。
その度こうして律が出て行くのは割といつものことで、正直またかという気持ちもあった。
けど、こんなに長い期間戻らないことは初めてで
(…どこ行ってんだか)
気にはなるものの、プライドが邪魔して
職場にすら聞きに行けずにいる。
一言自分が謝れば済む話なのだと思う。
律は口で言うほどきつい性格ではないし、こんな俺相手に6年も付き合えるような奴だし、心は広い方だし。
それが居心地よくて甘えていたのも事実。



