「ってことでB案にしましょっ!ねっ!」 「だ、だが…」 「…だめですかぁ?」 「うっ…」 それでもまだ渋る部長に、私は駄目押しの上目遣いのお願いアピールを繰り出す。 「…し、仕方ない。一度検討しよう」 「本当ですかぁ?部長大好きぃ〜」 部長は渋々頷きながら、逃げるように部屋を後にした。 (…ま、全く聞く耳持たなかった人が検討するまでになったんだから上出来でしょ) ふん、と笑った私に、背後からは稲瀬さんの驚いた視線が向けられる。