「……」
「…あっ、綾乃…」
「い、今のは…」
「私のことあれこれ言うのは結構だけど、そんな暇あるなら自分磨きでもすれば?」
「なっ…」
「何もしないで人のことばっかり言う人って、うざーい」
それだけ言うと、トイレに入るのをやめ私はその場を去って行った。
だから私は、容赦なく戦う。
コソコソ文句言う奴なんて、子供の頃から嫌ってほど見てきた。
それこそ最初は気にして落ち込んでいたけれど、回数を重ねるほど何であんた達に言われなきゃいけないいけないのよって気持が芽生えて、そのうちへこむのも気にするのもやめた。
そういう奴にも向かい合う。



