俺は誰とでも上手くやれるタイプで、誰とでも会話は弾むしそういったコミュニケーションは得意な方だ。
けどどうしてか、その姿の前では上手くいかない。
彼女と出会ったきっかけは、偶然。
たまたま管理部に用があって訪ねた先に彼女がいた。
『あっ、滝さん♪』
『今日もかっこいいですね〜!』
『ありがと。部長いる?』
『はいっ、呼んできます』
にぎわう女の子たちの中、一人黙々と仕事をこなす姿が何だかとても目を引いて
『…管理部の新人?』
『…?あ…はい』
『企画営業部の滝です。よろしく』
『…石田詩織、です』
何気なくかけた言葉に、戸惑いながらも返された小さな笑顔。
その表情一つで、一瞬にして彼女に落ちた。



