ー…
「……」
翌朝、出勤して来た俺は青ざめた顔でぐったりとエレベーターを待っていた。
(…昨日は飲みすぎた…)
俺は泥酔はしない方だから、椎菜みたいにベロベロに酔ったりしないからまだいいが…やっぱり飲み過ぎれば翌日はキツイ。
若い頃は平気だったのに…俺も歳か?
そう、はぁ…と吐いた息はまだ若干酒臭い気もする。
ーポン、
「……」
やって来たエレベーターに乗り込むと、後から乗り込む姿。
「…すみません、乗ります」
「……」
その姿はまたも偶然に、彼女…石田詩織であって。
別れてから全然顔合わせてなかったのに二日も続いて顔を合わせるとは…驚いたような、少し嬉しいような気持ちだ。



