ロンリーファイター




「っ…」



その気持ちに動かされるまま、俺は二人へ近付いてはバン!!とファイルをテーブルに叩きつけた。



「!?田口くん!?」

「…資料、持ってきたっす」

「おー…お前が持って来たのか」

「すみません、ついでに椎菜さんにちょっと用あるんで借りるっす」

「へ?え!?ちょっと…」



そして驚く椎菜さんの腕を引いて、無理矢理に近い形で外へと連れ出す。



「…若いねぇ」