相思片愛






「や、ダメだよ大丈夫!

 そのくらい払えるよ!!」



とわは俺よりもっと
首を大きく横にふる。


そんなとわのかおを両手で挟んだ。

するととわは、戸惑った表情で俺の目を見た。



目が逢う。




俺はいった。

「そんくらい払わして?」


とわはゆっくり
俺の手を握った。


そして黙って頷いた。