それから 数分して 玲音は 私の部屋に来たんだ。 『…ここにいたのか。』 さっきの女の人とは違う声。 とても優しい声。 ただそれだけでも 安心するのにーーーーーー 玲音の体から 香水の匂いがしたんだ。 『もぅ。 寝ちゃったか。 おやすみ。』 玲音は 私の唇に 軽くキスをして 部屋から出ていった。