「今日の朝、作ったからまだ学校行くときには固まってなくて……。だから、帰りに渡すことになっちゃったんだけど。ごめんね?」 肩を落として、謝罪するさくら。 んなの、いいのに……。 さくらが作ったのだったら、すげえ甘くても食べるし。 「ありがとな、さくら。すげえうれしい……」 「えへへ、どういたしまして。コーヒー味のチョコにしたんだ。はじめて好きな人にチョコ作ったから、緊張しちゃった」 へへっ、と頬を赤く染めて、そう言うさくらは……本当、マジでヤバイくらいにかわいい。