「え、あ、おい……」 そう言っている間に、さくらは猛スピードで家の中へ入っていってしまった。 な、なんだ……? 俺はいきなりのことでわけがわからず、首をかしげた。 「……―お、お待たせ!ごめんね、待たせちゃって!」 「いや、大丈夫だけど……。どうかしたのか?」 数分して、さくらが中くらいのピンクの紙の袋を持って出てきた。