どうしようもない幼なじみに…





「冗談だ、冗談」

 大和は言いながら服を着る。

 私も服を着た。

「…桃花」

 名前を呼ばれて大和を見た。同時に唇を奪われる。

 驚きすぎて、心臓が大きな音を立てた。

「…大和…?」

 唇が離れてから大和の名を口にした。

「好きだよ、桃花」

 その囁きにドキッとする。

「桃花の笑顔、かわいすぎ…。その笑顔は俺だけに見せろ。それと、他の男とヤるんじゃねーぞ?」

 大和はそう言って立ち上がる。

「…大和、今からバスケ、しない?」

「…今から?おう、いいぜ」