「彼女は伏木未知子ちゃんデース。」
実は彼女、苺ちゃんのママのオネエサンの子。
つまり苺ちゃんの従姉妹だ。
だから全く期待してなかった。
いや、血筋を信じるのであれば、外見は良いだろう。
だが、血筋を信じるのであれば、問題はその性格(←シツレイ)
「ハジメマシテ。伏木未知子です。ヨロシクお願いします。」
目元をうっすら染めて、気恥かしそうにほほ笑んだ未知子。
ずっきゅん☆
龍一の心臓はぶち抜かれた。
見た目通り清楚で奥ゆかしいヤマトナデシコ。
コレのどこが性格が悪いってんだ。
きっと彼女の美しさを妬んだ女共が作ったデマに違いない!
龍一は確信した。


