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Xタイムまで後十分。
先に教会に来ていた龍一は期待と不安で緊張一杯だ。
ちなみに期待0.8、不安9.2の割合。
それを眺める壱吾クン
(ダイジョーブかよ…)
と心配するモノの、気の効いた言葉もかけられない。役立たず。
「……来た。」
エスパーか、壱吾クン。
いやいや、素っ頓狂な鼻歌…ガッツリ歌唱が、公道を近づいてくる。
歌は―――近所迷惑だが、ともかく、その選曲はどうなのか。
『みっちゃんみちみち××××(自主規制)~♪』
(↑え?この歌知らない?でもさすがに教えてあげられないや。…へへ。)


